中古住宅のあんしん仲介窓口

東京で不動産会社を経営する田邊和弘が、ホームインスペクションとライフプランシミュレーションの観点を中心に、安心して住宅を売買できる情報を発信しています。

既存住宅瑕疵保険と住宅ローン控除

   

住宅ローン控除という制度は、ご存知ですか?

住宅ローンとして支払った一定金額が年末に所得税の還付という形で戻ってくる制度です。

もちろん、支払った全額ではなく、住宅ローン年末残高の1%(上限20万円)が10年間還付される制度です。上限まで還付されることになれば10年間で200万円にもなります。利用できるのであれば、利用した制度ですね。

ただし、要件があります、中古住宅でこの制度を利用するには、木造は築後20年以内、マンションなどのRC建物であれば25年以内という条件があります。

しかし、20年、25年経っていたとしても利用できる方法があります。それが既存住宅瑕疵保険に加入していれば築後要件が、過ぎていたとしても可能になります。購入した後に自分で瑕疵保険に入ることはできませんので、購入する際に売り主側に協力をしてもらって瑕疵保険を付保することが条件になります。

買主側にとっては、瑕疵保険に入ることのメリットはいろいろとありますが、売り主側にも瑕疵保険を付保することによるメリットは、もちろんあります。安心して購入して頂けることはもちろん、瑕疵保険を付保することで安心を売りに希望売却金額で売却できるメリットがあります。

 

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