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東京で不動産会社を経営する田邊和弘が、ホームインスペクションとライフプランシミュレーションの観点を中心に、安心して住宅を売買できる情報を発信しています。

住宅購入費、教育費で親の生涯年収の何割?

      2017/03/13

モデルケースとして 夫(30歳)妻(30歳)子供2人(1歳 3歳)年収600万円とした場合、30年間での生涯年収は1億8000万円です。

日本FP協会出典の資料によると2015年度、フラット35を利用して住宅を購入した方の購入費用の平均は新築戸建3300万円、中古戸建2300万円です。

そしてどう出典元の教育費にかかる資料によると幼稚園(私立)小学校、中学校(共に公立)高校、大学文系(共に私立)に通うと学費だけで1900万円です。

ではこの平均価格の住宅を購入したら生涯年収の何パーセントになるでしょうか?

新築戸建3300万円 全額融資 返済期間35年(元利均等) 金利1.3%(固定)

年間返済117万円×35年=4100万円(元利返済金総額)

教育費・住宅購入費合計1900万×2+4100万円=7900万円

中古住宅2300万円 融資条件同じ

年間返済82万円×35年=2870万円(元利返済金総額)

教育費・住宅購入費合計1900万×2+2870万円=6670万円

新築戸建 7900万÷18000万円=43%

中古戸建 6670万÷18000万円=37%

 

上記一例から共に4割程度は教育、住宅費にかかるのです。

年収が一定での条件の場合なので、もちろん実際とは変わりますが、右肩上がりに賃金も上昇をしていかない事を踏まえると収支計画は慎重にプランを立てた方が良さそうですね。

その転ばぬ先の杖としてライプランシュミレーションは効果的です。

 

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