中古住宅のあんしん仲介窓口

東京で不動産会社を経営する田邊和弘が、ホームインスペクションとライフプランシミュレーションの観点を中心に、安心して住宅を売買できる情報を発信しています。

借り換えと繰り上げ返済

   

繰り上げ返済の基本

繰り上げ返済には、「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類があります。支払い利息や支払期間を早めたい人なら、「期間短縮型」、月々の返済額を減らしたい人なら「返済額軽減型」が向いています。

利息軽減効果が高いのは?

前回の住宅ローンの選び方で書きましたが、返済方法は、元利均等払いと元金均等払いがあり、一般的な住宅ローンは、元利均等方式です。元利均等方式は、毎月の返済額は、最初から、最後まで一定で当初は、利息の占める割合が多く、元本の減り方が遅いのが特徴です。そのため返済期間の早い段階で期間短縮型の繰り上げ返済を実行すると利息の軽減効果が高くなります。一方、返済額軽減型は、毎月の返済額は、減りますが利息の軽減効果は、期間短縮型に比べて高くありません。

借り換えの基本

現在借りている住宅ローンの金利が高めな人、またはこれから、適用金利が上がる人などは、住宅ローンを借り換えることによって返済総額を減らしたり、毎月の返済額を抑えることができる可能性があります。しかし借り換えには、さまざまな手数料がかかるため、手数料を差し引ても負担軽減効果が見込めることが借り換えの条件になります。

次の3つの条件に当てはまる人は、具体的に検討してみるとよいでしょう。

1.住宅ローン残高が1000万以上ある。

2.借り換え後の金利が1%以上低くなる。

3.残存期間が10年以上ある。

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