住宅ローン金利が1%以下なら住宅ローン控除で金利以上に金利がもらえる!?
最近では住宅ローン金利も変動であると1%を下回っているのも多く見受けられます。
住宅ローン控除を受けると10年間は年末ローン残高の1%の還付があるので金利以上に戻りますなんていう営業トークもあるような、ないような?たとえば年収600万円の方が融資額5000万円で金利0.8%期間35年の住宅ローンを利用した場合のモデルケースで考えてみましょう。
所得税額収入の3%(18万)、住民税額は収入の5%(30万)とそれぞれ過程をします。年末の残高ですから初年度からきっちり12カ月分返済をするとこのローンの場合は年末残高は約4870万円なので上限は4000万円なので1%の還付額の40万が限度になります。年間支払金利は約39.5万円になります。まずは所得税から還付を受けますと18万円は戻ってきます。還付額上限の40万円から18万円を控除した残額22万円は翌年度の住民税からも控除できますが、住民税から控除できる上限額が13.65万円と決まられているので22万ー13.65万円=8.35万円は控除できません。
年間支払金利額と比較をすると年間支払金利(39.5万円)>還付税額(18万円+13.65万円=31.65万円)の結果になるので恩恵はこの場合はありませんでした。9年後の残高金利支払額は31.3万円で年末残高は約3800万円だからこのころからようやく恩恵がある感じですね。
しかし、そもそも年収600万円で5000万円の住宅ローンはもはや危険領域のような気もします。こんな営業トークに乗せられては危険でしょ!住宅購入はまずはライフプランシュミレーションでしっかり検討しましょう!