中古住宅のあんしん仲介窓口

東京で不動産会社を経営する田邊和弘が、ホームインスペクションとライフプランシミュレーションの観点を中心に、安心して住宅を売買できる情報を発信しています。

無理な負担なく住宅ローンを組むためには?

   

住宅ローンを組む場合に借入額から毎月の返済額を検討する場合と、逆に毎月の返済できる額から借入額をどの程度にしたら良いか検討する場合があります。金利が固定であると仮定すると、毎月の返済できる金額から、逆算して借入可能額を検討した方が、無理な負担なく住宅ローンが組めます。

例えば、金利1%で25年の住宅ローンを組んだ場合、毎月返済できる金額×12÷4.52%=借入可能額 が出ます。例えば毎月10万円が返済可能額だとしたら、10万円×12÷4.52%≒2655万円となります。

この4.52%とは、金利と期間で割り出される係数です。金利1%で以下の期間での係数を参考にしてください。

金利1% 20年 5.52%  金利1% 30年 3.86% 金利1% 35年 3.39%

金利2%の場合

金利2% 20年 6.1% 金利2% 25年 5.09% 金利2% 30年 4.44% 金利2% 35年 3.98%

現在賃貸マンションにお住まいで今の家賃と同じぐらいで考えた場合には、以下を目安にしてみてください。

現在の家賃+(住宅購入のために積み立てていたお金/月)-購入後の維持費(管理費、駐車場など)=無理なく払える毎月の返済額 となります。

あなたの無理のない返済額をぜひ、出してみてください。

あと住宅ローンを組む際に忘れてはいけないのが返済負担率です。返済負担率とは、年収における年間の住宅ローン返済額の比率を表すもので、金融機関が融資額を決める際の基準にもなります。

計算式としては、毎月の返済額×12か月÷年収×100となります。

一般的な目安としては、25%を超えないように押さえておくことがポイントになります。しかし家計によっては、25%でも負担が大きいケースもありますので慎重に検討をすることが重要になります。

詳しくはファイナンシャルプランナーに相談をしてみることをお勧めいたします。

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