既存住宅瑕疵保険と住宅ローン控除
今年の4月から、中古住宅を購入するときに購入する住宅の建物事前調査(インスペクション)の説明義務とインスペクションを実施する調査会社を斡旋する説明を仲介不動産会社が行うことが義務付けられます。
まだ、現段階では、調査と結果を購入者に説明するのみですが、これだけでは、購入者は安心はできないと感じます。あくまで結果だけなので、その結果に不安を感じた場合は、購入を取りやめることもあると考えられます。
しかし、インスペクションを行った後に、主要な構造部分に保険(既存住宅瑕疵保険 以下、瑕疵保険という)がかけられていれば、一定の安心感はあるのではないでしょうか?
さらに瑕疵保険に加入をしていることによって、築年数の経過した建物でも様々な減税を受けられることにもなります。(ただし昭和57年以降の建物もしくは、新耐震基準を満たしている建物に限る)
先日、あるマンションへ住宅瑕疵保険の調査を行い無事に検査を完了し、保険が付保されることが決まりました。保険が付保されることにより、築後25年経過したマンションでも住宅ローン控除を受けることが出来ます。
減税額は、最高で年間20万円の10年間、つまり200万円の所得税還付ですから、大きいですよね。